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smartPIMS(常設型超音波肉厚モニタリングシステム)

1.概要

本システムは、常設型超音波探触子を用いた肉厚モニタリング技術である。1度の本機取り付け施工で長期間に渡る、配管の経年腐食の常時監視が可能である。また、本機は柔軟な環境対応性を有するため、探触子や構成ユニット数等をカスタマイズすることで、プラントのニーズに合わせた定点肉厚モニタリングが可能である。国内防爆取得済み(Ex ec IIC T4 Gc)

2.特長

16個の一振動子探触子 (又は8個の二振動子探触子)及び1つの温度計と超音波モジュールDSI1で構成

有線方式(Modbus通信)
  1. Modbus/RS485 によるプラント制御システムとの統合
                            
無線方式(Cellular通信)
  1. 3G※2使用しており、アンテナなどの受信設備は不要
  2. 急な減肉などのアラートをメールにて送付可能
  3. 専用のwebサイトで常時監視が可能
smartPIMS(常設型超音波肉厚モニタリングシステム)

※1 DSI : Digital Sensor Interface
※2 2021年7月現在、4G化取組中

3.検査結果例

測定頻度の効果について

  1. 図a (年に一度の測定):
    数年のデータを基にして、長期の平均的な腐食速度を知ることしか出来ない。
  2. 図b (月一度の測定):
    肉厚減少の過程がある程度明らかとなる。しかし、正確な腐食速度を求める為にはデータ量が不足している。
  3. 図cおよび図d (週1回や1日1回の測定):
    腐食速度の測定精度も向上し、プロセス条件の監視ツールとして利用できる。

注:左図は同一データから各測定頻度を模擬したものである。

肉厚モニタリングデータ

肉厚モニタリングデータ
(縦軸:肉厚値、横軸:日付[フルスケール1年間])


4.本機仕様

探触子

一振動子型

二振動子型

遅延材型

matPIMS※3

型式

XD-101

XD-301

XD-201

M-PIMS

適用範囲

一般向け

孔食向け

超高温

全面減肉

筐体径×高さ

25.4×25.4mm

19×19mm

20.3×57.2mm

25.4×231.6mm

板厚範囲

5.1~150.0mm

1.0~150.0mm

3.0~25.0mm

3.0~150.0mm

温度範囲

-30~+65 °C

-30~+132 °C

-30~+500°C

-20~+65 °C

取付方法

磁石/接着/バンド

磁石/接着/バンド

クランプ

接着

イメージ

取付例

DSI(有線方式)

方式

Modbus通信

バッテリー

リチウムイオン電池

バッテリー寿命

2年(1日1測定の場合)

ケーブル長

305m

超音波システム

超音波16、温度1

DSI(無線方式)

方式

3G通信

バッテリー

リチウムイオン電池

バッテリー寿命

5年(1日1測定の場合)

キャリア

NTT Docomo(ソラコム)

超音波システム

超音波16、温度1

タブレットデータロガー※4

接続

RS-485-USB アダプター

環境

IP65, -10°Cから+55°C

寸法/重量

290×190×20mm、1.24kg


※3防爆非対応。
振動子を複数配置し面状で肉厚監視。
最大32個の振動子を配列可能。

※4有線方式の際に必要。
スペックは予告なく変更されることがあります。

適応対象物及び適応目的

対象物
  • 発電設備
  • 石油・石油化学
  • ガス
目的
  • 厚さ測定
方法
  • 超音波探傷試験

お問い合わせ

本社
〒550-0014大阪市西区北堀江1-18-14
TEL.06-6539-5821(代表)
FAX.06-6539-5820

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