技術開発の原点は、モノを知ること、現場を見ること、そして安全のニーズをとらえることです。ここに一次発想があり、二次発想としてその可能性を見極める。さらに三次発想で製品や技術として具体化することになります。
非破壊検査技術は、当初、モノを壊さずに欠陥や異常を検出するための技術として発展してきました。この技術の発展は、さまざまなプラントや構造物の安全性の維持に大きく貢献し、工業化社会を目に見えないところで支えています。
しかしながら、工業技術の複雑化・高度化が進展するとともに、一方ではプラントの老朽化などによって、検査業務の対象や範囲にも大きな影響が出はじめています
複雑で多様な検査ニーズが発生する時代を迎え、欠陥や異常の検出中心の技術だけではなく、何故異常が起こるかといった原因の究明とこれらを評価していくための技術にも重点が移ってきています。
安全工学研究所は、こういった新しい時代の非破壊検査を実現するために、日本で初めて専門研究機関として設立されました。より安全な社会実現のために、非破壊検査そのものを高度化していくこと。これが安全工学研究所の大きな目的なのです。
平成5年 |
関西文化学術研究都市「けいはんなプラザ」に業界初の試みとして、本格的な安全工学のための研究所を設立。 |
平成8年 |
現本社に移転。 |
平成11年 |
東京安全工学研究所(現 東京研究室)を開設。 |
現在 |
高度技術研究グループ、先進技術研究グループ及び東京研究室で構成され、総所員数30名 |