新技術・研究レポート・発表論文
■超音波による金属マクロ組織の画像化技術の開発
[概要]
非破壊で金属マクロ組織を画像化する技術を開発し、溶接部溶込み深さや焼き入れ深さの把握を可能にした。
■AE法による軸受け診断技術の当社取り組み
[概要]当社が業務展開している回転機器のAE診断技術について、適用事例を紹介すると共に、今後の展望を述べた。
■強め板下の肉厚測定手法の検討
[概要]強め板下の配管の肉厚を超音波によって定量的に測定した。
■石炭火力発電所における運炭設備用ベルトコンベヤの軸受診断
[概要]AE法により軸受の劣化を早期に検出し、経済的に安定運転することを可能にした。
■超音波2次元データ(Bスコープ)に対する画像処理の効果に関する検討
[概要]超音波探傷の結果得られた二次元データを画像処理し、きずの検出性及び寸法の測定精度向上を図った。
■保温材下腐食調査への中性子水分計の適用上の問題点と改善
[概要]中性子水分計の構造、適用方法及びデータの解析方法を適正にすることにより、測定結果の信頼性を改善した。
■タンク側板の腐食検査の効率化
[概要]磁気飽和渦流探傷試験方法(SLOFEC)による遠隔高速スクリーニング測定と超音波による遠隔精密測定を組み合わせて高効率でタンク側板の肉厚を測定した。
■腐食形態に適応した最適検査技術とその精度検証結果
[概要]磁気飽和渦流探傷試験方法(SLOFEC)による高速スクリーニング測定と超音波による精密測定を組み合わせて信頼性と経済性を両立させつつタンク底板、タンク側板(遠隔測定)、配管及びボイラチューブの肉厚を測定した。
■超音波に対する画像処理の適用性評価
[概要]超音波探傷の結果得られた二次元データを画像処理し、きずの検出性及び寸法の測定精度向上を図った。
■タンク側板の遠隔探傷技術
[概要]磁気飽和渦流探傷試験方法(SLOFEC)による遠隔高速スクリーニング測定と超音波による遠隔精密測定を組み合わせて高効率でタンク側板の肉厚を測定した。
■配管架台接触部等の腐食調査技術の開発
[概要]配管架台接触部等の超音波垂直探傷方法で直接測定できない部位の管肉厚を、超音波斜角探傷方法によって定量的に測定する手法を開発した。
■強磁性細管に対する渦流探傷技術
[概要]熱交換器の強磁性細管で直流磁化を伴う内挿型の渦流探傷技術について検討した。実機の強磁性細管で検証を行い、対比試験片と同様に管内外面の減肉の判別が可能で、さらに減肉深さについても定性的に評価可能であった。
■磁気飽和渦流探傷法によるボイラチューブの減肉調査技術
[概要]火力発電所のボイラチューブ減肉調査に,磁気飽和渦流探傷法(SLOFECTM)と,超音波探傷法(UT)を組み合わせて適用することにより,簡便な前処理で広範囲を高速スクリーニングできる,効率的で精度の高い検査を提案し実機適用した。
■レーザー可視化装置による配管内面亀裂の効率的超音波法
[概要]疲労割れのような広範囲に発生が予想される割れを効率的に検出する方法として、レーザー超音波可視化技術を利用する手法を検討した結果、可視化した結果に対し信号処理を加えることで、より明確に検出できる可能性を確認できた。
■水道管に対する検査手法の検討
[概要]水道管に対し磁気飽和渦流探傷法の適用性を検討し、水道管内側から外面減肉の検出性を確認した。また、水道管全面を探傷する冶具について性能を確認した。
■磁気飽和渦流探傷法によるボイラチューブの減肉調査技術
[概要]局部的な内面腐食を対象に広範囲を簡便な前処理で高速スクリーニングし、ピンポイントで精度の高い測定手法を実機に適用した。
■配管及びボイラーチューブ等に対する減肉調査技術
[概要]配管やボイラーチューブ等に対して非破壊検査方法を用いた減肉調査技術として、高効率で高精度な方法や従来減肉調査が困難であった部位に対し、実プラントに適用した。
■ボイラー設備、配管等の検査技術について
[概要]2つの手法を組み合わせることで、ボイラーチューブ等に対して高効率で高精度な減肉検査を実施した。超音波ビームを電子的に走査し、従来法では検出困難な割れや減肉を検出した。また、超音波の多数回反射を利用した、減肉調査も実施した。
■磁気飽和渦流探傷法によるボイラチューブの減肉調査技術
[概要]火力発電用ボイラチューブの広範囲内面腐食調査技術として、SLOFEC+超音波探傷を適用している。この技術の原理及び合理性について実機適用例を含めて説明した。
■熱交換器伝熱管に対する水浸超音波板厚測定技術の高度化
[概要]熱交換器細管等に広く適用されている水浸UT法で、解析機能を強化した装置を新規に開発した。本装置は内外面Cスコープ表示・減肉部の自動抽出等の機能を備え、各種プラントにおいて工事実績を積み上げている。
■強め板下の肉厚管理手法の検討
[概要]配管の分岐合流部に強め板が存在する等、測定部位に障害物がある場合に肉厚を測定する方法として、超音波の多数回の反射信号で減肉を測定する方法を検討した。この方法により、強め板下部等の肉厚管理の可能性を見出すことができた。
■強磁性管の減肉調査技術
[概要] 石油精製、発電プラント等における熱交換器の強磁性細管に対する検査手法として、種々の手法が用いられている。ここでは、渦電流探傷法および水浸超音波法を応用した二つの手法を開発し、現場適用した。
■マルチアングル合成法による深さサイジング(その2)
[概要]フェーズドアレイ非対称超音波TOFD法に複数の屈折角条件の測定データを重ね合わせるマルチアングル合成法を開発し、Ni基合金溶接部のSCC深さを割れの開口面側から測定する試験を行い、その有効性を確認した。
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