コンクリート診断技術

1.概要
コンクリート構造物の調査は、社会的背景を受けて年々増加の傾向にあります。特に、壊さずに中身を探ることのできる非破壊検査は、新設時の竣工検査をはじめ、既設構造物の維持管理・点検や耐震・劣化診断などにも利用され、橋梁やトンネル等の公共構造物から住宅・ビル・マンション等の建築物まで幅広く適用されています。
2.特長
(1)躯体を傷つけることなく、何度でも検査できます。
(2)高所や広範囲の検査に有効で、騒音やコンクリートガラの発生もありません。
(3)正確性は破壊検査(実際に破壊して行う検査)に劣りますが、鋼材損傷の危険性や補修の必要がありません。
非接触での測定が可能
コンクリートの検査は、(1)内部を調査する方法と、(2)コンクリートの劣化及び欠陥を評価する手法に分かれます。

(1)コンクリート内部状況の調査

X線透過試験(大型)適用状況

X線透過試験(小型)状況

X線透過写真(鉄骨柱)


(2)コンクリートの劣化状況の調査

ひび割れ深さ測定状況

住宅基礎杭調査状況

赤外線映像システム

適用対象

適用結果(中央に剥離部有)

コンクリート内部の探査特長

(1)装置は軽量で取扱いやすく、短時間で広範囲の調査が可能です。破壊検査では一度にたくさんの調査は不可能で、作業には相当の労力と時間が必要です。
(2)同一箇所に繰り返し適用できます。破壊検査では削る位置を誤ると鉄筋を見つけることができなかったり、逆に鉄筋を傷つけてしまう事があります。
(3)検査中の騒音は無く、補修が不要です。コンクリ-トを削る時には大きな騒音が発生するため、近隣住宅に迷惑をかける事があります。また、削った跡は必ず補修が必要であり、適切に行わないと補修箇所が剥がれ落ちることがあります。

放射線透過法


レ-ダ法


電磁誘導法